経絡リンパマッサージとは?

経絡リンパとは?

経絡リンパマッサージは東洋医学(病気を防ぐ医学)における経絡と西洋医学(病気を治す医学)におけるリンパマッサージを融合させた全く新しいマッサージ法です。
リンパや経絡の流れが滞ると、むくみ・痛み・コリ・疲労・体調不良・免疫力の低下となって現れます。
経絡リンパマッサージはリンパの流れと経絡の流れの2つの流れに着目し、「つまり」を取り去り、流れを良くすることによって体にたまった余分な水分や老廃物を排出し、また気血の巡りをよくすることによって、全身のバランスを整え、血行を促進し、免疫機能の改善を促し、健康な体を取り戻します。

経絡とは?

東洋医学の概念で気血の通り道として考えられており、臓腑と体表とを結ぶ全身に分布するルートです。
経絡とは正経12経絡に、任脈と督脈をあわせた14経絡があります。
内臓に異常や病気があれば経絡やツボに反応が出ます。
経絡を理解すると体の中の状態が体表から伺い知ることができ、治療が必要な各臓腑とつながる経絡やツボを刺激することで、全身のバランスを調整することができます。

リンパとは?

全身くまなく張り巡らされたリンパ管と関節や中継点に存在するリンパ節、そして特殊なリンパ器官を総称したモノをリンパ系と呼びます。
リンパは体内に侵入した異物を体から守る免疫系のシステムとして働いたり、不要物質を回収し、運搬する働きをになう、いわば体の下水道のようなもので、体の浄化システムとして大切な役割をになっています。
リンパマッサージは、このリンパ系の滞りをなくし、流れをスムーズにすることが目的とするため、リンパの流れに沿うように心臓に向かってリンパマッサージするのが基本です。

リンパ節とは?

全身600~800箇所にあると言われていて、その多くは首周辺・わきの下・股関節・膝裏など関節部に多く存在します。
このリンパ節は、リンパ液の関所とも言われ、ここで体に害を及ぼす可能性のある細菌やウィルスなどと戦い、全身に回らないようにする、免疫系のシステムを有しています。
各部位のリンパマッサージを行う前、間、後に必ずポイントとなる、リンパ節を刺激し、関所の活動を活発にすれば、リンパの流れもより効率的に流れるようになります。

経絡リンパマッサージとは?

リンパマッサージはリンパのみを対象とするので、老廃物の除去をお手伝いするという事が大きな目標となります。
これに対して経絡リンパマッサージは体表と臓腑を結ぶルートである経絡をあわせてマッサージすることにより、不調の原因となっている元凶に直接アプローチすることができます。
体の中に働きかけ、根本から改善していくことで健康で快適な体を取り戻す事ができるのです。